受験教材「スタディプロジェクト」について

いつもお世話になります。
今日、中学校で受験教材「スタディプロジェクト」の内容を確認してきましたので、情報を共有しようと思います。

まず、レベルが「超基礎」「基礎」「標準」の3レベルに分かれています。

それぞれ、事前に受験したテスト結果で、
0~39点 超基礎
40~79点 基礎
80~100点 標準

という基準があるようです。
実際、私が確認したところ、テキストを比較すると、以下のような違いがありました。

・超基礎
様々な色が使われて印刷されていて、図表がたくさん載っています。単元によっては、要点があり、その横にまったく同じ要点が穴埋めできるようになっています。要点をおさらいするには適しています。その分、問題が少ないので、解きながら覚えたい生徒には不向きです。さらに、理科担当の先生は「カラフル過ぎて、目移りしないか」と心配しているようです。

・基礎
こちらもカラフルな作りです。各ページ、要点が左に縦長に細く載っていてその右に問題がある、もしくは、ページの3分の1程度が要点で、その下に問題があるという形式が多いです。超基礎よりも問題が多く、難易度はそんなに高めではありません。その名の通り、「基礎」を重視したい生徒におすすめです。

・標準
基礎と比べ、解説がもっと少なくなり、問題が多くなります。問題は、左ページは標準、右ページの一部には、実際に全国の入試で出た問題が掲載されています。つまり、難易度は高めです。

目安は以下の通りです。

・定期テストで80点以上取っている生徒は「標準」、50点以上は「基礎」、50点未満は「超基礎」

ただ、学力を上げるために「最も」大切なことがあります。

それは「1冊を仕上げること」です。

もっと言うと、一問一問を完璧に仕上げることです。その視点から考えると、「短期間で分からないことがなくなるまで頑張ることができる教材」が最適です。

つまり、よほど得意な教科は「標準」、よほど苦手な教科は「超基礎」、それ以外は「基礎」となります。特に、「標準」と「基礎」で迷っているなら、私は迷わず「基礎」をお勧めします。

理由は以下の通りです。

・この教材を使う期間が短いため(来年の3月頃まで)、上記の「完璧に仕上げる」ことができるのは「基礎」だから。
・建物も「基礎」なくして立たないように、成績アップにも「基礎」が最重要だから。

もう1つ。
教材選びで大切なこと…それは「現在の力でも、5割~7割の問題が解ける問題が入っていること」です。

考えてみてください。もし教材の1割の問題しかが解けなかったら…きっと勉強嫌いになったり、勉強を投げ出したくなったりすると思います。
逆に、9割の問題が解けたら解けたで、新たな学びが1割分と少なくなってしまいます。なので、自分に合ったレベルの教材が必要となるのです。

高校入試までまだ1年以上あります。
難しい問題を「ん~」と時間をかけてやるよりは、自分が解くべき問題をたくさん正解したり、すこし悩んで「ん?分かった!」と解けるようになる方が断然いいです。
くれぐれも(言葉が悪いかもしれませんが)無理に背伸びして(難しくて)、2月までに完璧にできない(または、適当にやってしまう)、勉強へのモチベーションが下げることだけは避けましょう。

学力アップを実現するには「学習量」と「学習の質」が大切です。教材選びは「学習の質」にあたります。

直前になってしまいましたが、もしご相談がある場合は遠慮なく、坪木にコミルやお電話ください。お話しさせていただきたいと思います。

以上、長文になってしまいましたがよろしくお願いします。

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