『復活の日』

今回は、『復活の日』を紹介します。1980年の日本の映画で、総製作費は25億円とも32億円ともいわれたSF大作映画です。撮影には1年以上をかけ、日本国外のロケに費やした日数は200日、移動距離14km、アメリカ大陸の北はアラスカから南はチリまで移動したそうです。物語のカギとなるのは南極なのですが、当初は北海道ロケで済まそうという話もあった中、監督やスタッフのこだわりもあって現地でロケを行いました。劇中で使う潜水艦もチリ海軍から本物を借りるなど、作り手の並々ならぬ熱意を感じさせる映画です。

ストーリーは、1982年、東ドイツの研究所から猛毒ウイルスが盗まれるところから始まります。ところが盗み出したスパイの乗った飛行機はアルプス山中で事故に遭い、ウイルスが蔓延した地球は、南極にわずかな人類を残して滅亡。その生存者の一人、地震研究者吉住(よしずみ)は、さらに大きな危険が近づいていることに気づきます。核ミサイルがあるアメリカ東部に大地震がおきる可能性があるということを・・・。主演は『真田丸』の主人公、真田信繁の父親、真田昌幸役の草刈正雄です。その他、当時のスターたちが多数出演しています。

ウイルスが原因で地球が危機に陥る映画は最近では他にもありますが、70年代に日本でもう作られていたことに驚きました。南極の自然、美しいマチュピチュの遺跡の姿まで収められた『復活の日』。「この作品を作ることができれば、映画作りを辞めてもいい」と言った製作責任者の言葉の意味が伝わってくる映画です。3時間という少し長めの作品ですが、コンピューターで映像を加工する技術が無かった頃に作られた、命がけの本気のSF大作、オススメです(^o^)