星くず兄弟の新たな伝説

今回は、今年の1月20日に公開された『星くず兄弟の新たな伝説』を紹介します。監督の手塚真は、漫画『鉄腕アトム』原作者の手塚治虫の息子であり、4月7日、高田世界観で舞台挨拶付きの上映があったので観てきました。

この映画はロックミュージカルなので、出演者の全員がロックを歌い、踊ります。主人公のカンを「仮面ライダーオーズ」役の三浦涼介、シンゴを現在放送中の「仮面ライダービルド」の仮面ライダーグリス役の武田航平が演じます。

舞台は近未来の日本。かつて「スターダスト・ブラザーズ」として音楽の世界で大活躍したカンとシンゴが、再びスポットライトを浴びようと「ロックの魂」探しの旅に出るお話です。

驚いたのは、主人公が途中から女性に変わったり、手塚監督が監督役として登場したり、死んだ登場人物が生き返って物語が進むことなど、ストーリーがあって無いような、ハチャメチャな展開なところです。ただ、上映後の監督の舞台挨拶で、それが手塚監督が映画でやってみたかったことだという話があり、納得できる気がしました。今の時代、映画に対して世の中の人はリアルなものを求めるため、現実的でない話が作りにくいそうで、監督は、そういう風潮に疑問を投げかける意味でも、この映画を作ったということでした。

きれいにまとまった映画にならないよう、監督が努力した成果で、見事なほどメチャクチャで、ただひたすら豪華な出演者や音楽を楽しめる映画です。舞台挨拶の後、パンフレットにサインを頂く際に感想を言ったら、とてもゴキゲンな笑顔で応えて頂き嬉しかったです。

日本のロックの王者、78歳現役ミュージシャン内田裕也の歌う姿にも大満足しました(^^)