坪木の【新】教育論①:成長の意味とその原則①

「成長」の定義は何でしょうか。もちろん第一義的には「生物が卵から成体へと刻々と変化している間に、大きさ,重量を増していく現象」と辞書には載っています。子どもが日に日に大きくなっていく様(さま)は、ご両親にとっても嬉しいことでしょう。ただこれは、「生物としての成長」を意味します。

私たちは「A君も人として大きく成長したね」のように、「人としての成長」という、もう1つの成長を知っています。それは「できなかったことができるようになること」です。

たとえば、「それまで挨拶ができなかった子が挨拶できるようになった」「お片付けできなかった子がお片付けができるようになった」等々、そうした変化を成長と捉えています。「逆上がりができなかった子が出来るようになる」のも成長です。別の言い方をすると、能力の成長(向上)と言ってもいいでしょう。そして、こうした子どもの「人としての成長」を私たちは尊び、促すことを求められています。

勉強をするということは、まさに成長の連続です。書けなかった漢字が書けるようになる。解けなかった計算が出来るようになる。その1つひとつが成長です。